お知らせ

奉拝

今秋も特別拝観 無事に終えることができました。ありがとうございました。

秋晴れの心地よい天気に恵まれたおかげもあり、これまで以上にご来寺いただくことができた特別拝観。無事に終えることができましたことお礼申し上げます。
まだまだ油断はできませんが、コロナ禍からの出口を感じることもできる行楽の賑わいに当院住職はじめ関係者一同、とても喜ばしい限りでした。
悪いニュースばかりが続き、鬱屈した日々が続いてしまう日常の中で、ほんの一息でも束の間でも、何事からも解放されて心休まる時間を過ごしていただきたいという住職の思い。みなさまに貢献することのできた特別拝観となったのであれば、関係者・在職者一同とても幸せです。みなさま、ありがとうございました。

この天得院の特別拝観を限られた時間の中で毎回素敵な写真におさめていただいている北野様、今回もまた、お忙しいところありがとうございました。(本記事掲載の写真は、今秋の特別拝観を京都写真家の北野眞幸様に撮影いただいたものです)

京都写真家北野眞幸_天得院華頭窓_2022秋_sp_Q7A4035

「仏性(心の中の仏)に手を合わせて、自身を見つめ語り合った証なんですよ」

今回からの特別な御朱印。墨書きされた、寺社に参拝したことを意味する『奉拝(謹んで拝むこと)』ですが、「なにも天得院に参拝いただいたことだけを証明するだけのものではないんですよ、仏性(心の中の仏)に手を合わせて、自身を見つめ語り合った証なんですよ」とお話しされた住職の言葉がとても印象に残っています。

この天得院の境内に身を置いて、静粛な庭園を見つめながら、でも、本当に見つめているのは自分自身の心なんですよ。とのお話しで、言われてみると確かに自身の周りの人のことや、物事に思いを馳せ、時として語り合っている自分がいてますね。そうした時間を過ごした、仏性に手を合わしたという証明でもあるんだそうです。

その後に続く、「廓然無聖」「廻光返照」。不安や心配が蠢く日常の中で、時にはゆっくりと自分を見つめる時間をもっていただいて、少しでもその不安や心配、わだかまりや迷いから解き放たれて日々の暮らしを送っていただける一助になればとの住職の願いが込められた禅語。みなさまはどのような解を見つけられましたでしょうか。

京都写真家北野眞幸_天得院ライトアップ_2022秋_spsp_Q7A4191

掲載写真:京都写真家 北野眞幸
Photographer Masayuki Kitano

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